

ラジエーターファンが動いてない#
自分のMR-Sは前オーナーが改造したのか強制的にラジエーターファンをONにできるスイッチが付いています。 MR-Sのラジエーターファンは意外と複雑な制御が入っているようで、いろいろと条件が揃わないとファンが回らないようになっています。 スポーツ走行時は冷却のために早めにファンを回したいのでこういうスイッチを付けていたのでしょう。
ところが、このスイッチをONにしているのにいつからかラジエーターファンが回る音がしていないのに気づきました。 まだ涼しいのでなんともなってないですが、このまま夏を迎えると間違いなく信号待ちなどでオーバーヒートしかねないので急いで修理します。
幸か不幸かさっそくガレージハウスの本領発揮ということです。
なぜ動いてないのか#
まずはラジエーターファンのモーターまでそもそも電気が来ているかテスターで確認します。
自分の場合は強制ファンONスイッチがあるので簡単に調べられます。 通常だとファンモーターONの状態にならないと電気が流れないので結構めんどくさいと思います。 その場合はモーターに12Vを直接繋いで動くかを調べるのがいいかと思います。 もしくはファンモーターのリレーを外して12V側の回路をつなげてしまうかでしょうか。
ということで、テスターで調べてみたらラジエーターファンのモーターのカプラーまでしっかり12Vが来ていたので、この時点でもうモーターが怪しいです。
試しにラジエーターファンをONにした状態で叩いてみると黒い粉を吐きながら微妙に動こうとしていました。
左右のモーター2つとも同じ症状でモーターが寿命でお亡くなりになっているようです。
交換パーツを探す#
モーターは左右で型番が違っていて、 16363-22050 16363-22060 になります。 左右で電源のケーブルの長さとカプラー形状が異なるので、間違って同じ型番を2つ買うと片方つきません。
モノタロウで純正部品が注文できますが24,980円と27,980円でめっちゃ高いので社外で探します。 ヤフーショッピングに左右ともに1個8,250円で社外の新品モーターが売っていたので速攻こちらをポチりました。 純正に比べると4万円近く違ってくるのでデカい。
ネクストパーツヤフー店というところでしたが、注文時に車台番号などの入力が必要なので車検証の用意が必要です。
で、届いたのがこちら。

梱包などもしっかりしていて運送会社もヤマト運輸で問題ありませんでした。
あとで詳しく書きますが、追加でM4x10mmのトラス小ねじを6本も購入しておいてください。 ホームセンターなどで8本入りが100円程度で手に入ります。

あとは持ってなければカプラー外しを買っておきましょう。 カプラーが固くて外しづらいのであるととても楽です。
ラジエーターファンユニットを取り外す#
MR-Sはフロントボンネットを開けると目の前にラジエーターファンがあります。

モーターの交換にはラジエーターファンのユニット丸ごと外さないといけないので、まずは邪魔なステーを外します。 10mmのボルト2本ずつなのでサクッと外していきます。

次に右側にモーターにつながるカプラーが2つあるので外しておきます。 カプラーの上の部分を押すと爪が外れるのでゆっくり引き抜きます。

さらに、モーターに電源供給する側のケーブルが右下の方に止められているのでこれも外しておきます。 こちらは結束バンドのような感じで止まっているので右側にある爪を外してやると輪っかがほどけます。

最後にファンモーターのユニットの上2箇所が10mmのボルトでラジエーターに固定されているだけなので外します。

下の方はボルト止めではなく差し込んで固定されているだけです。
ユニットを取り出す時は少し知恵の輪の様になりますが、うまい具合に隙間を通せば取り外せます。

ラジエーターファンユニットのモーターを交換していく#
摘出したユニットから壊れたモーターを外していきます。 まず、ファンの羽が中央で両方とも8mmで止められているので外します。

ファンを外すとモーターを固定しているネジにアクセスできるようになります。

が、ここでモーターを固定しているネジが固着していて6本全部全く回りませんでした。
サビでネジ穴も脆くなってて一瞬で舐めました。
無理に力をかけてユニットのプラスチックが折れるとまずいので、仕方なく3.5mmの鉄工ドリルでネジの中心に穴を開けていき頭を飛ばしました。 プラスネジなので中心に合わせやすいです。
柔らかいのですぐ飛ばせますが、オイルスプレーなどで注油しながら慎重に削っていきました。
頭が飛んだ瞬間にカツっという感覚があるのでわかりやすかったです。

ユニットの固定穴部分には金属のワッシャが埋め込まれているので、ドリルでユニット側のプラスチックに傷がつくこともなかったです。

ということで、6本全部頭を飛ばしました。 1本だけたまたまドリルで揉んでいるとネジが緩んだのでそのまま取れました。

ここのネジは再利用できるつもりだったので、うまく抜けたネジを持って近くのホムセンで上で紹介したM4x10のネジを買いに行く羽目に。
新旧モーター比較

取り外せたらこのあとは逆の手順で組み立てていくだけなので簡単です。 左右のモーターを間違えないようにM4のネジで止めていきます。 右側のモーターはケーブルを固定するためのフックに通していきます。

最後にカプラーを固定する白いクリップがあるんですが、これの外し方がわからず。 外せたところで再利用できなさそうで新しいのも買ってなかったので適当に結束バンドで止めておきます。

ファンをモーターに取り付けてユニットの完成です。 左右のファンは微妙に外径が違うので間違った方につける心配はないです。

ラジエーターへの取り付けも逆の手順で進めれば問題ないと思います。 ユニットの左下側を取り付けるのが見えにくい場所なのでちょっと苦戦するくらいだと思います。

ラジエーターファンを動かしてみる#
無事交換も完了したので、ラジエーターファンを強制ONにして試してみます。
無事ファンが回転して修理完了しました。

ただ、以前よりファンの音がめちゃくちゃうるさいです。 社外品だからなのかはわからないですが、おそらく動いてたときもモーターが弱っていて速度が落ちていたのだと思います。
まとめ#
流石に25万キロオーバーなのでモーターの寿命的にも限界だったのでしょう。 真夏にオーバーヒートして動けなくなる前に気づけてよかったです。
モーターを固定しているネジが固着してなければモーターの交換自体はそれほど難しくないです。
MR-Sオーナーの人は一度ラジエーターファンモーターを叩いてみて黒い粉が大量にでてこないか確認してみると良いです。 もし大量に出てくるようなら寿命なので早めに交換を検討しましょう。
これでまたガンガンエンジン回して走れそうです。